イラストレーター、キモトケンジのブログです。仕事の事、趣味の事、日常の事、アスペルガー症候群の事。


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「吾申サク。火遠理命、鹽盈珠以テ其兄ヲ懲ラシタマイキ事。」

古事記編纂1300年に寄せて。

ゼロゼロ大作戦
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ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : イラスト 漫画 アニメ 映画 レトロ 冒険活劇 ジュブナイル ファンタジー アクション 古事記

借りぐらしのアリエッティ

録画で観る。

この映画は何を描きたかったのだろう。

アリエッティの成長?

翔の成長?

アリエッティの冒険?

小人と人間の心温まるふれあい?

アリエッティと翔の淡い恋心?

滅び行く小人達の悲哀?

いずれもしっくりこない。
正直、どこもかしこも中途半端でエンドタイトルが出る寸前に
「ちょっと待て」とアリエッティ達の乗ったヤカンのツルを
引っ掴んで引き戻したい気分である。
世界観もキャラクター描写も浅すぎて登場人物達の心理が
まるで伝わってこない。

特に「翔」。
まるで人形のようだ。難しい手術を控えた12歳の少年である。
もう少し心の葛藤があって良いのではないか。すでに人生に
絶望し達観しているという事かもしれないが、翔が人間らしくも
子供らしくもない事によって結果対比としてのアリエッティの
キャラクターまでが輝きを失う事になる。
そもそも翔とアリエッティの関係性はあまりにも希薄だ。
翔が一方的に好意を持っているだけで小人達にとっては
ただ迷惑な存在でしかない。彼の「守りたい」というセリフは
あまりにも唐突だし上から目線でしかない。母を助けるために
手を貸してくれた事に感謝はしても住み慣れた家を出て行かなければ
ならない事に変わりはない。翔の姿を見て取り乱す母にアリエッティは
彼が味方であるとは最後まで言わなかった。
言えるはずがない。
結局どこまで行っても人間と小人達の心はすれ違ったままだ。
だから翔とアリエッティの別れのシーンにも観ていて気持ちが入らない。

ほかの登場人物にしても父はただ寡黙だし母はオロロするばかり。
アリエッティに対して人生を示唆するような事は何ひとつ言わない。
ただそこにいるだけだ。悪く言えば親子ですらないように見える。
スピラーに至っては「必要か?」と思うくらい劇中で浮いた存在だ。

「借り」の設定もなんだか釈然としない。
小人達は人間から一方的に「借り」るだけで「返す」事は
しないからだ。それは「借り」とは言えない。
これではまるで小人達は人間の寄生虫か何かのようである。

原作がどうなのか知らないが例えば人間の持ち物を「借り」て
いるお返しにその家の守り神になるとか、座敷童のように
富み栄えさせるとかいう設定があっても良かったのではないか。
現実にそういう超常的な力がなくとも良い。人間の側がそう
信じている事によって時々家の中のちょっとした物が無くなる事を
小人の仕業として好意的に容認している、と設定するだけでも
作品世界はもっと厚みを増すだろう。

あるいはアリエッティを助けようとして心臓の病で倒れた翔を
小人達だけが知っているような薬草を使うなどして助ける事で
「借り」を返すような演出があっても良かったかもしれない。

そしてここが問題だがこの映画の最大の欠点は「翔」の視点で
始まった物語が「アリエッティ」の視点で終わっている事だ。
これはいただけない。作品として一本筋が通っておらず物語が
途中で分裂している事の証左に他ならない。観客にしてみれば
いきなり知らない場所に放り出されて置き去りにされたも同然である。
カルト映画じゃあるまいしファミリー向けの映画である本作において
作劇の基本中の基本が疎かになっている事は看過出来るものではない。

これは監督の未熟さゆえ?いや脚本にも問題はあるだろうし制作の
段階で誰も指摘しなかったのだとしたらそれも問題だ。
他にも人と小人と物との大きさがちぐはぐだったりその場しのぎの
都合の良い設定が多く全体的な詰めの甘さが目立った。
ジブリの、いや日本のアニメーション映画の先行きに不安を感じさせる
作品だった。

テーマ : 映像・アニメーション
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tag : イラスト 漫画 アニメ 映画 レトロ 宮崎駿 ジブリ ファンタジー

変身ベルトの魔法使い(汗)。

今度の「仮面ライダーウィザード」は魔法使いだそうな。
科学礼賛から神秘主義へ180度転換って事ですか?

正直、可もなく不可もなく…。
「これは見たい!」と思わせる要素がひとつも
無いってのも寂しい限りだ。
「魔法」じゃなくて「錬金術」だったらまだ少しは
興味持てたかな。中性の(偽)科学と現代(未来か)
科学の粋である仮面ライダーの融合とか。

…もうひとつか(汗)。

テーマ : 映像・アニメーション
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tag : イラスト 漫画 アニメ 特撮 レトロ 冒険活劇 ジュブナイル ファンタジー SF

石ノ森章太郎?否、石森章太郎。

手塚治虫記念館に「“萬画(マンガ)” ~石ノ森章太郎の世界~」を
見に行く。
う~ん、まぁ企画展だし手塚治虫記念館自体があまり広くないから
仕方ないけどかなり物足りない。
若い頃の作品の原画とかもっとたくさん展示してほしかった。
正直70年代以降や「石ノ森」名義になってからの作品には興味ない。
「HOTEL」や「マンガ経済入門」の原画や限定販売で60万もする
「誰が買うねん!」と突っ込みたくなるような全集を展示するくらいなら
009のヨミ編最終回原画を1ページと言わず全編展示してほしかった。
いやむしろそれだけでも充分だ。

ところでキカイダーは簡単な下描きだけでペン入れは全てアシスタント
諸氏のはずだけど原画として展示しちゃっていいの?

いつかは宮城県の「石ノ森萬画館」と「石ノ森章太郎ふるさと記念館」に
行ってみたいなぁ。

復興祈ってます。

それと若い頃の作品をちゃんと好きなものだけセレクトして読める形で
(限定生産とかでなく)全集として刊行してほしい。
短編作品とかとくに既刊の単行本に収録されてる作品はダブりが多すぎる。
「霧とバラと星と」ひとつとってもうちには3編あるぞ(汗)。

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自分の精神状態や仕事での失敗を語る事は決して得になる事ではありません。「こんなやつに依頼して大丈夫か」と思われるリスクの方が遥かに高い事も承知しています。  それでも公開しているのは自分の不調を隠して依頼を受ける事で先例のように自らを追い込んで同じ失敗を繰り返す事の無いよう、またやむを得ずお断りしなければならない場合でもせめてアスペルガー症候群と言う極めて解りにくい障害について多少なりともご理解をいただければと言う切なる思いからです。   加えて完全復調を目指して今現在も通院と投薬による治療を続けている事、アスペルガ ー症候群について自らの理解を深め少しでも生活や仕事への支障を減らすべく努力をつづけている事を知って欲しいからでもあります。御理解賜われましたら幸いです。
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キモトケンジ

キモトケンジ

イラストレーター
キモトケンジ。
60~70年代の漫画映画や少年
漫画、特撮等がモチーフの
ジュブナイル・イラストレー
ションを主に描いています。
お問い合わせはサイト
「ゼロゼロ大作戦」まで。
08年7月、アスペルガー症候群と診断されました。

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